スクラッチの宝くじで小さな幸せにお金を使いたい

誰しも「子供の頃に無謀な夢」を抱いたことがあると思う。
私の場合、それは宇宙へ行くことだった。
小さな頃から空や宇宙の写真を見かける度に、自分の脳がすべてを放り出して心が空っぽになる。それは大きくなってから気づけた「心を奪われる」という感覚だったんだと思う。

空も宇宙も大好きなのに、なぜか宇宙飛行士になりたいと思ったことがない私。きっとなるのが簡単ではないことを感じ取っていたんだなと思っていたけれど、そうではなくて、自分の好きなことを「仕事」にしたくなかったのかもしれない。
「好きなことをやりながら稼げる仕事につけるなんてとっても幸せなことなんだ」という大人もいるけれど、自分の好きなことがお金稼ぎに変わった時点で、それはもう純粋に楽しめるものではなくなってしまう気がする。
だから宝くじという遊び半分の感覚で手に入った大金を「思いっきり好きなことに使える」ということは、とても幸せなことなんだろうなあと思う。

私の野望をかなえてくれる、「宇宙旅行」というツアーが存在することを知ったのは高校に入学してからだった。
そのツアーは、実際に宇宙に行って、短い間だけだけどリアルな無重力が体験できるもの。正確なことはあまり覚えていないが、そのツアーが安くはなかったことと倍率がとてつもなく高かったことだけははっきりと覚えている。

もし大金が手に入ったら、どれだけ待っても、その大金すべて使っても構わないから、自分がその時大切に思っている人と一緒に宇宙に行きたい。

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