友人は、不倫をしています。
それも、すでに20年近くになると思うのです。
高校を卒業して銀行に勤めていた彼女は、その上司と付き合うようになりました。
カテゴリー: 想い
どう見ても、20代後半には見えない。
ネットで知り合った人との待ち合わせに来たその男は、どう見ても30代後半、もしくは40代前半。
どうしても、失望を隠せず顔に出てしまう。
すると男は言った。
「いやあ、道路が混んでてさ」。
もういい加減にしてほしい。
あなたはどうやらまだ私を盗聴なりストーキングなりしている。
もう何年になる?おじいさんになってもやり続けるつもり?そんなに好きで気になるんだったらさっさと姿を現して私と結婚したらどうだろう?。
いつからだろう?自分を三人称でしか捉えられなくなっていたのは。
私の家庭は典型的なDV、つまり酒乱の父が暴れる機能不全の家庭。そして私は典型的なAD、アダルトチルドレン。
のびのびと幼心を家庭で育めないどころか、親子の役割すら逆転して育った。
驚愕した。
彼が昔、左手の薬指におもちゃの指輪をはめてくれたな、と思いだした翌朝。
なんと、アパートのエントランスに似たようなおもちゃの指輪が転がっていたのだ。
息の根が止まるかと思った。
漫画喫茶に入ってみた。
今ならソフトクリーム無料、につられたのもあるけど、ひとりの男と目があったのだ。
駅前にあるそのビルには、1500円カット専門店が入っていて、ちょっと前髪を切ってもらうのに、ちょくちょく利用している。